マンモグラフィー 認定試験を受験対策‼︎乳房の構造を知る!

マンモグラフィ認定試験対策における乳房の解剖と生理学領域に関して 認定試験

乳腺の構造に関して。乳腺腺葉系を理解する‼︎

本日のテーマは初心に帰って乳腺構造の理解です。管理人が試験勉強を始めた時、まずここで自分の無知に絶望した記憶があります。こちらの記事で紹介してある某サイトの問題集に手をつけましたが、、知らないことが多すぎて、1問解くたびに体力と気力が奪われました(笑)。おかげで2周目は楽々でしたが。。。けど‼︎それって意外としんどいので、できれば1周目であーこれ知ってるかもっとなれるようにお手伝いさせていただきます。試験に頻出であるかどうかに関わらず、マンモグラフィは乳房がないと成り立ちませんので絶対に知っておきましょう。

マンモグラフィー認定試験対策!A判定をとるための勉強方法からおすすめの本まで紹介します。
この記事は認定試験の受験を考え始めた方のために書いています。受験したいけどまず何を準備したらいいの?どんな勉強をしたらいいの?どのくらい勉強したらいいの?等々疑問に答えていきます。マンモグラフィ認定試験を受験してA...

乳房の基本構造〜腺葉・腺房・小葉・終末乳管小葉単位。。これを読めば全て理解出来ます‼︎

乳腺-腺葉–小葉–腺房の関係性をおさえよう

実際の問題では〇〇は〇〇により形成されるといった感じで

早速、タイトルに示した4つの関係性をここでは明白にしていきます。

乳腺というワードはOKだと思いますので、1つ飛ばして腺葉からみていきましょう。階層的には乳腺の1つ下です。乳腺は15-20個の腺葉から成り立っており、乳頭を中心に放射状に配置されています。腺葉は乳汁を作るための1つの集合体とでも認識していればOKです。

そして、その集合体って何?ってなるかと思いますがその答えは小葉です。それぞれの腺葉20-40個の小葉と乳管から成り立ちます。小葉では乳汁が産生され、乳汁を運ぶための乳管が乳頭まで繋がっています。

つまり1つの腺葉から1本の主乳管が乳頭に独立して開口します。(主乳管の数=腺葉の数)最後にもう一つ、腺房です。これは小葉よりもさらに細かい単位もので、10-100個の腺房の集まり小葉となります。この腺房が乳汁を分泌しています。乳腺の最小単位は腺房となっています。

乳腺腺葉系が一目で理解できるイメージ図

腺房で乳汁が産生されてから乳頭へ到達するまでの乳管の名前を知ろう

乳管は小葉内から乳頭まであるわけですが、次第に合流していき、部位によってその名称が変わります。経路順としては、小葉内乳管→終末乳管→小乳管→大乳管→乳管洞主乳管の一部で乳頭直下で少し膨大。乳汁分泌を調節)を経てやっと乳頭表面へと到達し、体外へと排出されます。

小葉から出たばかりのものが、終末乳管となりますが、それらは次第に合流をして一本の主乳管となります。つまり、各腺葉からは乳管が一本ずつ出ているということになります。文字だけではイメージしにくいので図も準備しました。

乳管の位置関係を示した図

終末乳管小葉単位(TDLU)は何から構成されている?(暗記必須項目)

TDLUは超重要ワードだよ‼︎

結論から言うと、TDLUは、終末乳管と小葉から構成されています。日本語では終末乳管小葉単位と呼ばれますので、どちらで聞かれても大丈夫なようにしておきましょう。なぜ大切なワードなのかと言うと、乳がんの大半はTDLUから発生するためです。初めはややこしいかと思いますが、何度も読み直してマスターしてください!

〜Break Time〜

勉強でカチカチに凝り固まった体にはヨガ‼︎

マンモグラフィ認定試験にて重要になる乳房解剖用語について

この記事はここまできたらあとはスラスラーっと読めるはずです。前半よりはかなりとっつきやすい内容だと思います。覚えるポイントは赤文字にしてあります。それでは後半も頑張りましょう。

乳腺組織

まず、乳腺が多いのはC領域(外側上部)であるということです。また、最も乳腺量が多いのは授乳期です。年齢を重ねるほど、徐々に脂肪性の乳房となっていきます。これまで学んできた通り、乳腺は乳管+小葉から成り立っていますが、乳管は乳腺上皮細胞と筋上皮細胞の2相性となっています。

クーパー靭帯

乳腺全体から放射状に広がっている組織です

乳腺後隙(ニュウセンコウゲキ)

乳腺の後側、つまり乳腺と大胸筋の間の脂肪部分のことを指します。Milky way(ミルキーウェイ)no man’s landとも表現されます。この領域に基本的には乳腺は存在していないため、もし何か陰影が見られた場合、がんの可能性を疑います。よってMLOでは大胸筋まで描出されている画像を撮影することで、この領域を評価することが可能となるためそれも意識して撮影しましょう‼︎

腋窩リンパ節

MLO撮影で見かけたことがあるのではないでしょうか。形としては、馬蹄形や腎臓形を示します。注意したいのは、丸くて大きくて脂肪のない腋窩リンパ節を見かけた時です。リンパ節転移を疑う所見となりますので、乳房内に異常がないか今一度確認しましょう。

マンモグラフィ認定試験で必要な範囲だけに絞った乳房生理学‼︎

乳頭

メラニン色素に富む扁平上皮で覆われており、乳輪には、皮脂腺の一種で乳汁産生能力も持ち合わせるモンゴメトリ線が開口しています。乳児が吸乳することにより、母親の視床下部に作用した結果、下垂体後葉からオキシトシンが分泌されます。そのオキシトシンが筋上皮細胞へと作用し、産生された乳汁が小さな乳管から大きな乳管へと運ばれていきます。

お疲れ様でした。今回は敵を知らないと戦えないということで乳房に関しての解剖をメインに書かせていただきました。試験勉強を始めてから、まず初めに取り掛かるであろう分野だと思うので気軽に何度も読んできてくださいね。分からないところや要望等はTwitter等でお答えしますのでぜひご意見お待ちしております。

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